繁盛するラーメン店のカウンターとは?カウンター席の考え方をチェック

ラーメン店として繁盛するためには、カウンター席が大事なポイントになります。なぜなら、カウンター席はお客様とスタッフがコミュニケーションを取るための大切な場所だからです。

 

この記事では、ラーメン店をより繁盛させるためのカウンターの作り方について詳しくご紹介します。本記事を読めばカウンター席の考え方が分かりますので、お店に合ったレイアウトができるようになるでしょう。

繁盛するラーメン店とは

繁盛するラーメン店は味が美味しいことは前提として、お客様のオペレーションを最大限効率よくするための工夫があります。ここでは、繁盛するラーメン店のレイアウトなどについて詳しく見ていきましょう。

 

効率良くお店を回せるレイアウトにする

一般的にラーメン店は、お客様に料理を提供するまでの速さを重視しています。そのため、スタッフの動線や厨房と客席までの距離など、なるべく速く料理を提供できるようにレイアウトをしましょう。ターゲットとする客層によっても、お店のレイアウトは異なります。テーブル席が必要な場合もあれば、カウンター席だけで良い場合もあるでしょう。

 

一般的に3.3㎡当たりに2席を設置するのが、ラーメン店で効率の良いレイアウトだと言われています。3.3㎡当たりに2席は、ラーメン店以外の飲食店と比較すれば多いのです。しかし、回転率の高いラーメン店ではこれぐらいの席数が適切だと考えられています。

 

とはいえ回転率を上げるために席数を増やしすぎると、お客様がゆっくりラーメンを食べられないので注意してください。

 

カウンターから始めよう

ラーメン店を開業しても、最初のうちから規模の大きなお店は持てません。自分のお店を持つのがはじめてなら、カウンター席のお店からスタートするのがおすすめです。テーブル席を使用せずにU字型のカウンターを設置すれば、厨房からお客様に直接ラーメンを提供できます。

 

カウンターはお客様に対して効率的なだけではなく、スタッフが働くときの動線を考える必要がありません。テーブル席を設けるのは、ある程度お店を運営して利益が上がってからでもいいのです。

カウンターの高さは大事なポイント

カウンター席は高さや見た目など、調整できる場所がたくさんあります。カウンター席の考え方は、お客様とどのような関係を築きたいかによって変わるのです。

 

お店においてカウンター席は、スタッフとお客様の関係が決まる大事なポイントと言っても過言ではありません。たとえばカウンター席が高くて、料理を受け取ったりスタッフとのコミュニケーションが取りにくかったりした経験はありませんか。

 

このように、カウンター席の高さを間違えてしまうと、お客様とのコミュニケーションを拒んでしまう可能性があるのです。ここでは、3種類の高さのカウンターを紹介しましょう。

 

ローカウンター

ローカウンターは家庭のダイニングテーブルと同じ高さで、カウンターは730mm、椅子は420mmほどになります。床に足をつけられるので長時間落ち着いて座っていられますが、お客様がスタッフに見下ろされる形になるので注意してください。

 

そのためローカウンターを選択するのなら、お客様がスタッフに見下ろされない構図にするのが良いでしょう。厨房の床と店内の床の高さをそろえたり、反対に店内の床を高くしたりすれば調節ができます。

 

ミドルカウンター

ミドルカウンターはキッチンの流しと同じぐらいの高さで、カウンターは950mm、椅子は650mmほどです。床に足のつま先がつくかつかないか程度の高さなので、長時間座るのには適していないと言えます。

 

ハイカウンター

ハイカウンターは立ち飲みカウンターと同じ高さで、カウンターは1,050mm、椅子は750mmほどです。スタッフとお客様が目線をまっすぐに合わせられるため、バーでよく取り入れられる高さになります。とはいえ、カウンターに合わせて椅子も高くなるので、長時間座るのには向いていない高さです。

オープンキッチンの魅力と欠点

ここでは、導入するラーメン店が多いオープンキッチンの魅力と欠点を解説します。オープンキッチンはお客様から調理の様子が見えるため、活発な雰囲気を演出できるのが魅力です。これに対してクローズドキッチンは、厨房と客席が分かれているので調理の過程を届けられないかわりに、スタッフが集中できます。

 

オープンキッチンは調理の過程だけに限らず、音や香りもお客様に届けられるのです。基本的に、料理が提供されるまでの待ち時間は退屈になります。しかし、調理の過程を目の前で確認できるのは一種のエンターテイメントになるでしょう。

 

一方で調理のしやすさではなく、お客様へのパフォーマンスをメインに考えてしまうお店も多いでしょう。お客様から見える場所のディスプレイに細部までこだわった結果、コストがかさんでしまう場合もあります。オープンキッチンのレイアウトにより、一般的な厨房よりも掃除に時間がかかることもあるのです。

 

また、オープンキッチンで新人スタッフに教育している場面が見えると、お客様に不安を感じさせてしまうでしょう。スタッフを教育しにくいところも、オープンキッチンのデメリットです。

まとめ

一口にラーメン店のカウンターと言っても、お店のコンセプトやお客様との関係に合わせて調節ができます。そのため、お店のコンセプトから「お客様との関係をどのように作っていくか」と考えるのがいいでしょう。

 

「有限会社ケイズインテリア」では、飲食店のカウンターのリフォームを承っています。カウンター席の施行事例についても数多くございますので、お店に最適なカウンター席についてもご提案が可能です。ラーメン店のカウンターをリフォームする際は、ぜひ一度ご相談くださいませ。