内装工事の流れが知りたい!業者選びから引き渡しまでの一連の流れを解説

新規店舗をオープンさせたい、部屋をリフォームしたいという場合には、内装工事を行う必要があります。しかし内装工事とひとことでいってもさまざまな工程に分かれているため、どのタイミングでどのように物事が進んでいくのかがわからず困っているという方も多いのではないでしょうか。

 

ここでは、一番はじめの業者選びから、完成後の引き渡しまでの流れをしっかりと解説します。

内装工事を始めるまでの準備の流れ

まずは、内装工事が実際に始まるまでの準備についての流れを説明します。業者選びや、デザイン設計など、仕上がりを大きく左右する重要な部分でもあります。

 

まずは業者を選びから

まずは、内装工事を依頼する業者を選ぶところからスタートです。内装業者とひとことでいっても、大きく3種類に分けられます。デザインを専門としているデザイン・設計会社、デザインも施工も行う会社、施工のみを扱う会社です。予算やデザインへのこだわりにあわせて、依頼する業者を選びましょう。また、店内すべての内装だけでなく、一部分のみの内装工事を依頼したいという場合には、施工のみを扱う工務店に依頼するのがおすすめです。

 

要望を伝えて、打ち合わせ

依頼したい業者が決まったら、要望や理想を伝えて打ち合わせを行います。どういったお店なのか、完成までのスケジュールの期限はいつなのか、予算はどれくらいなのかをしっかりと説明できるようにしておきましょう。お店のデザインについての要望は、コンセプトやこだわりたい点をあげたり、実際の写真を見せたりすることで、より要望が伝わりやすくなります。

 

レイアウト図面の作成

ヒアリングをもとに、レイアウト図面やCGのイメージ図、手書きの立体図などを作成してくれます。ここでは、自分の要望がしっかりと反映されているかチェックしましょう。また、色味や仕上げ材などについてもこの時点で確認しておくのがおすすめです。気になるところがあれば、納得がいくまで修正を依頼しましょう。

 

細やかな見積もりの提示と契約

プランが固まったら、見積もりの提示が行われます。この際には、しっかりと内訳まで確認することが大切です。この時点で、見積もりに対して不明確な点があれば、業者に説明を求めましょう。無駄なコストがかかっていないかどうか、工事一式などの大雑把な見積もりになっていないかチェックしてください。

 

見積もりの内容に納得したら、早速契約となります。支払いは、一括ではなく分割が基本となっています。これは、業者による金銭の持ち逃げや、倒産のリスクを避けるためです。業者によって支払い方法はさまざまであるため、事前に確認しておきましょう。

内装工事全体の流れ

契約が進んだら、いよいよ内装工事が始まります。工事の内容としては、電気設備や空調設備、壁や床の仕上げなど、さまざまな工程があります。それぞれの分野を担当するプロたちが、計画的に素早く仕上げていきます。

 

配管や配線の工事

内装工事で最初にとりかかるのが配管や配線の工事です。これらは、電気設備や空調設備、衛生設備を整えるために行われます。これらの工事を行う人たちのことをサブコンと呼びます。

 

天井や壁の墨出し

配管・配線の工事が終わったら、天井や壁の墨出しを開始します。墨出しというのは、壁や天井を作る位置に印をつけていく作業のことです。ミリ単位の正確な計測が求められる、極めて繊細な作業でもあります。

 

天井や壁をつくる

墨出しで目印をつけたら、次は実際に天井や壁下地をつくる作業に入ります。これらの工事は、軽量工事やLGSと呼ばれています。LGSとは「Light Gauge Steel」の略で、軽い枠組の鉄という意味です。

 

下地をつくる軽量工事が終わったら、下地の上にボードをはりつけるボード工事が行われます。ここまでくると、天井や壁が形を現し完成が見えてくるでしょう。壁がコンクリートなどでできていて、そのまま使用するという場合には、軽量工事やボード工事は必要ありません。

 

最後に仕上げとして、部屋の目的や雰囲気に合った色で塗装を加えていきます。より柔らかな印象にしたい場合には暖色系の色が、落ち着いた雰囲気を出したい場合には寒色系の色が選ばれています。

 

床の仕上げ・そのほかの仕上げ工事

一般的に、床の仕上げは天井や壁が完成した後に行われます。なぜなら、工事の最中に、ボードの切りクズが落ちたり、塗料で汚れたりする可能性があるからです。床の工事までひと通り終わったら内装工事も大詰めをむかえます。さらに、ドアや窓を取り付けるための建具工事、窓やショーウィンドウをはめ込むガラス工事など仕上げ作業を終えたら完成です。

内装工事完了後の流れ

内装工事が完成したら、いよいよ引き渡しです。この際には、要望通りに工事が完了しているかを確認するために完成検査が行われます。電気がきちんと通っているか、天井・壁・床などは思い通りのデザインになっているかなどを確認しましょう。問題がなければ、残っている支払いを済ませて内装工事の完了です。

まとめ

今回は、内装工事を行う場合のひと通りの流れについてご紹介しました。これから工事を依頼したいという方も、実際に工事に取りかかるところだという方も、これらの一連の流れを頭に入れておくことで内装工事をよりスムーズに進められるでしょう。

 

「有限会社ケイズインテリア」では、都内を中心に店舗リフォームや内装工事・修理を受けたまわっております。お客様の理想とご予算にあわせて、最適なプランをご提案いたします。部分的なリフォームもうけたまわっておりますので、お気軽にご相談ください。